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平均律について
3.平均律について
このサイトで紹介する竹製フルートを含め、現在使用されている殆どの楽器は、その隣り合う音高の周波数比が均一となる音律(平均律音階)の周波数値を用いてチューニングが行われています。
音の高さがオクターブ上がると、周波数は2倍になります。下図のようにピアノにはオクターブに各々が半音ずつの異なった12のキー(間隔)が有り、音の高さは比で変化します。即ち、あるキーの周波数にある数(値)を掛けると半音上の周波数になり、それを12回繰り返すと丁度出発点の2倍になります。ある数(値)は、隣り合う半音の周波数比が均一となるような比率です。
(平均律ではオクターブを12等分してその1個分を半音とする)
ある数を掛けるという操作を12回繰り返すと丁度出発点の2倍になる比率は2の12乗根で求められます。
ある数は、12√2 = 21/12 = 2^(1/12)≒1.059463094359295... となります。
即ち、音高が半音上がると周波数は1.059... 倍になるわけです。
C を基準音とした時の各音名(C~C´)の周波数比を求めます。(*)
* 数式の ^ (caret)は Microsoft Office Excel 計算に於ける「べき乗」
C=2^(0/12)=2^0=1
D♭=2^(1/12)≒1.059、D=2^(2/12)≒1.122、E♭=2^(3/12)≒1.189
E=2^(4/12)≒1.260、F=2^(5/12)≒1.335、G♭=2^(6/12)≒1.414
G=2^(7/12)≒1.498、A♭=2^(8/12)≒1.587、A=2^(9/12)≒1.682
B♭=2^(10/12)≒1.782、B=2^(8/12)≒1.888
C´=2^(12/12)=2^1=2
平均律に於ける各音高の周波数比
 
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