ト長調 (G major)
 ハ長調(C major)は、C(ド)、D(レ)、E(ミ)、F(ファ)、G(ソ)、A(ラ)、B(シ)、C(ド)・・・(全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音)の間隔で音が並んでいます。
このように第3〜4音と第7〜8音の間が半音になっている(この並び方に従った)音階を長音階(Major Scale)といいます。
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 ト長調(G major)は、G(ソ) 音を主音とする長調で、前記(全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音)という長調の音の並びにする為には、F(ファ)音に(#)をつける必要が有ります。
 
従って、ト長調の五線譜上の調号はシャープ(#)が1つ、音階は G(ソ)・A(ラ)・B(シ)・C(ド)・D(レ)・E(ミ)・F#(ファ#)・G(ソ)となります。
(全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音)という音の並び方で有れば主音がどの音から始まっても長調となります。
例えば、ヘ長調はF(ファ)が主音、イ長調はA(ラ)が主音、ニ長調はD(レ)が主音...等々
因みに、竹製ケーナの指穴位置は、どのようなスケールもこのような長調の音階パターンを持っており、私のような旧世代(移動ド派)には主音が何で有っても全て、ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド と聞こえます...。
 楽譜上の調号は、ト長調(G Major)やニ長調(D Major)のように(♯)がつく場合と、ヘ長調(F Major)や変ロ長調(B♭Major)のように(♭)がつく場合があり、他の楽器と同じく竹製ケーナを演奏する場合もそれらに準ずることになります。
但し、このサイト内では、下記のように竹製ケーナの調律時に於いての音名表記を異名同音のフラット(♭)としています。
G管ケーナ調律時の音階表記(ト長調)
G(ソ)・A(ラ)・B(シ)・C(ド)・D(レ)・E(ミ)・F#(ファ#)・G(ソ)
G(ソ)・A(ラ)・B(シ)・C(ド)・D(レ)・E(ミ)・G♭(ソ♭)・G(ソ)
なぜ(♭)表記なのか...については巧く説明する事ができません。多分、低めの音高(=♭と意識)からピッチ調整を行うことや、各音高はいつも少し低め(♭気味)に設定していること等がその理由かと思われますが、以下の説明が無難のようです。
伝統的な西洋音楽においては、調号は♯又は♭のどちらかをもっぱら使うか全く使わないかであり、♯と♭を混用することはない。(フリー百科事典:ウィキペディア/調号)
 
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