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指穴の面取りについて |
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指穴の面取り加工は、より繊細なピッチ調整やレスポンスの向上の為には不可欠で、これに細心の注意を払い励行することが竹製フルートの品質UPに繋がります。電動ドリルによる穴開けの直後やピッチ調整時の穴径修正の際には、その都度、必ずエッジの面取りを行い表皮が剥がれるのを防止する事が必要です。 |
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半丸ヤスリ(中目) |
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竹製フルート作成時の切削加工(歌口部の加工、切断面の面取り、指穴径の修正やバリ取り)に於いては、下図(上)のような半丸ヤスリを使用しています。5本組ヤスリと呼ばれる金属加工用(中目)のものですが、今のところ、これが一番使い勝手が良いようです。 |
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尚、指穴径が小さい場合は、同じく5本組ヤスリの細い丸ヤスリ(中目)を使用します。 |
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ペン型ナイフ |
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このようなペン型ナイフ(100円ショップで購入)を使用して各指穴の内面取り(アンダーカット)を行う事で、さらに正確なピッチの修正を図ることが出来ます。 |
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バリ取り用工具 |
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切断した材料の内径側のエッジや指穴径の面取りを行う場合、バリ取り用の工具(これも100円ショップで購入)が便利です。 |
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右図はフルート指穴部分の断面を示していますが、このように指穴内外側の面取りに適しています。(刃の部分が回転し穴両面のバリ取りが容易に行えます) |
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但し、表皮が剥がれ易い竹製フルートの外径側の面取りに使用する場合には注意が必要で、その場合は前記の半丸ヤスリやナイフを使用した方が無難です。 |
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軸付き砥石 |
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指穴径の修正を行う場合、下図のような各種軸付き砥石を使用します。指穴の真円度を整えたり、下穴開けのバリ取りに使用出来ます。電動ドリルにセットすれば威力を発揮しますが、気を付けないと指穴が大きくなり過ぎたり、指穴形状が逆テーパーになる懸念が有り注意が必要です。私の場合は電動ドリルにはセットせず、手に持ち単体でこれらを使用する事が多いようです。 |
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